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TECHNOLOGY

技術情報

変換器の用語説明

当社のひずみゲージ式変換器の仕様に用いられている用語は、”JIS B7602″をもとに定義しております。図は直線性・ヒステリシス・繰り返し性における誤差を表しており、定格出力(RO)に対する5段階値の最大偏差として求めます。

説明

・許容過負荷(Safe Overload Rating):特性上、仕様を越える永久変化が生じることのない負荷で、定格容量に対する百分率で表す。
・定格容量(Rated Capacity):変換器がその仕様を保って測定しうる最大負荷をいう。
・定格出力(Rated Output):定格負荷出力から無負荷出力を差し引いた値で、通常は印加電圧1V当たりの出力で表す。
・直線性(Linearity):校正曲線の、無負荷点と定格負荷点を結ぶ直線からの最大の隔たりで、負荷増加時のみ測り、定格出力の百分率で表す。
・ヒステリシス(Hysteresis):負荷増加時と負荷減少時の変換器出力の差の最大値で、通常無負荷時と定格負荷時を往復させて測り、定格出力に対する百分率で表す。
・繰り返し性(Repeatability):同一の負荷条件ならびに同一の周囲条件において、同一負荷を繰り返し負荷したときに生じる出力の最大差で、通常定格負荷において測定し、 その値を定格出力の平均値に対する百分率で表す。
・推奨印加電圧(Recommended Excitation Voltage):変換器にその仕様を満足し連続して加えられる最大電圧。
・許容印加電圧(Safe Excitation Voltage):変換器に永久変化を生じさせることのない連続して加えられる最大電圧。
・入出力抵抗(Input & Output Rsistance):無負荷時の入力および出力端子間の抵抗。
・温度補償範囲(Compensation Temperature Range):零点および出力の温度特性が仕様を越えないように補償された温度範囲。
・許容温度範囲(Safe Temperature Range):有害な永久変化が生じることなく使用できる温度範囲。
・零点の温度影響(Temperature Chracteristic on Zero Balance):周囲温度の変化に起因する零バランスの変化で、通常1℃あたりの変化量を定格出力の百分率で表す。
・出力の温度特性(Temperature Characteristic on Output):周囲温度の変化に起因する出力の変化で、通常1℃あたりの変化率で表す。
・固有振動数(Natural Freqency):変換器の無負荷時における自由振動の周波数をいう。
・質量(Weight):直出しケーブルを除いた本体のみの質量をいう。